カラー剤を塗っているあいだの、独特の頭皮の感触ってありますよね。
- 最初は「冷やっ」として
- だんだん熱く、ヒリヒリしてきて
- しばらくするとかゆくなる
自宅にかえってからも数日間はかゆみが続くという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
カラー中に感じるあの感触、カラー剤の塗り方によって感じなくなるとしたら、どうですか?
今回の記事は、そんなカラー塗布の技術「ノンタッチヘアカラー」と、提供するサロンをご紹介します。
この技術を2016年から標準技術としてサロン内の全スタッフに展開し、さらに採用するサロンを増やすための啓蒙活動もされているお店、ヒカリスヘアー常務の永井さん・同吹田店の店長、笠原さんに、「ノンタッチヘアカラー」のメリットや想いを伺ってきました。
▲左:ヒカリスヘアー常務 永井正彦さん 右:吹田店店長 笠原 泰正さん
カラー剤の頭皮接触ゼロ、それがノンタッチヘアカラー
ノンタッチヘアカラーとはどういう技術なのですか?
ノンタッチヘアカラーとは、頭皮にカラー剤をつけず、根本ゼロミリからコームでカラー剤を塗布する技術です。
通常のカラーはハケを使ってカラー剤を塗布します。
まんべんなくキレイに塗ることができますが、一定の塗り幅が必要となるため、ピンポイントで塗ることができず、どうしても頭皮にカラー剤がついてしまいます。
一方コームなら、塗り幅がハケと比べ狭いため、狙った場所から直接カラー剤を塗布することができるのです。
▲頭皮に薬剤をつけないノンタッチへアカラー
強すぎるカラー剤の皮膚影響、美容師として最低限に抑えたい
頭皮にカラー剤がつくとどんな影響が出るのですか?
カラー剤には頭皮にとって負担の強い成分が含まれています。
カラー剤を塗るとき、ヒリヒリ熱いような感覚がありますよね、デリケートな方だとかゆみを感じる方もいらっしゃると思います。
この反応はカラー剤に含まれている成分が皮膚にあたえてしまう影響です。
カラー剤の取扱書にも発疹や腫れ、痛みや赤味などの症状に関する注意書きがたくさん書かれています。
▲カラー剤のパッケージには湿疹やアレルギーに関する注意書きがビッシリ
これらの成分が皮膚に接触するのを、限りなくゼロに近づけるのが、美容師としての責任と考え、私たちは2016年からすべてのカラー施術に「ノンタッチへアカラー」を採用しました。
この塗り方は初めて開発された塗り方なのですか?
いいえ、これまでも肌がデリケートな方向けに「ゼロテク」などと呼ばれる技術として存在してきました。
但しあくまでイレギュラーな対応として提供されていたサービスです。
ノンタッチヘアカラーは安心・安全のためこれまでのイレギュラーだった技術を全てのカラー施術の標準として採用するという、ポリシーを表す名称でもあるのです。
どうしてこれまでハケ塗りが標準だったのでしょうか?
ハケならどんな人でも簡単に塗れるからでしょう。
お客様の安心安全より、仕上がりが間違いなくキレイに塗れること、効率よくしっかり塗れることを重視してしまったのだと思います。
あらためてお客様の頭皮の健康、安心・安全を考えたとき、私たちを含めて、美容師・美容業界の怠慢だったと反省せざるをえません。
▲「ノンタッチヘアカラーは美容師として当たり前の責任」と語る永井さん
ノンタッチヘアカラーだからこそ実感できる、仕上がりのメリット
コームで塗るノンタッチだと、仕上がりはどうなのでしょうか?ハケ塗りと比べ劣る点などないでしょうか?
ハケ塗りと比べ、少しだけ生え際の処理が甘目にはなりますが、必要な箇所にピンポイントで塗ることができるので仕上がりの精度は上がりました。
1)グレイカラーがフェイスラインにつかない
これまでのハケ塗りでは、どうしても顔周りにカラー剤がついてしまうため、リムーバーでふき取らせていただいていました。
ですが濃いめの色だとふき取りきれず色素沈着が起こる場合もあります。
同様に頭皮も染まっている場合もありました。
ノンタッチへアカラーなら、そういったリスクはなくなります。
▲フェイスラインにも薬剤がつくことはなくなる。
2)リタッチの精度が上がる(グレイ・ブリーチ)
ハケだと塗り幅が広いため、すでに染まっている箇所への2度塗りが起こってしまっていました。
ノンタッチヘアカラーなら根本の染まっていない箇所だけをピンポイントで狙えるため、同じ箇所に複数回カラーを施すことによる髪のダメージが抑えられます。
▲短い塗り幅で、必要な箇所にピンポイントに塗布できる
3)生え際の処理が自然に仕上がる
ハケで塗るメリットは、頭皮の際までしっかり染められる点ですが、根本が伸びてくると、塗っている箇所とそうでない箇所の差がはっきりと出てしまいます。
ノンタッチヘアカラーではハケ塗りと比べ生え際がすこし甘めに染まるため、よりナチュラルに仕上がります。
4)施術時間もコストも変わらない
ノンタッチヘアカラーはお客様に提供するための技術検定を設けています。
ミスなくスピーディに染められるようになるまで、何度も何度も反復練習しなければ認定されないのです。
変わったのは使う道具と美容師の技術力だけ。
カラー剤のコストも変わらないため料金は従来と変わりません。
▲美容師歴20年以上の笠原さんも、一からカラー技術を習得しなおしたそう
信頼できる!ノンタッチヘアカラー認定店 40選
頭皮の負担を限りなく減らし、安心・安全にへアカラーを楽しめる技術、「ノンタッチヘアカラー」。
ここでは、全ての在籍スタッフがあらためて技術と、その意義をしっかりと習得した「ノンタッチヘアカラー認定サロン」をエリア別にご紹介します。
※依頼時は念のため「ノンタッチカラーで!」とお伝えください。
大阪市内エリア
HIKARIS hair AIKAWA(ヒカリスヘアー相川)
HIKARIS hair NAKAZAKI(ヒカリスヘアー中崎)
monstera hair make(モンステラヘアメイク)
monstera hair make HIGASHIMIKUNI(モンステラヘアメイク東三国)
吹田エリア
SALONE CINQ(サローネサンク)
HIKARIS hair SUITA(ヒカリスヘアー吹田)
豊中エリア
FUCHI KUCHFUCHI KUCHI amati(フーチークーチamati 豊中店)
FUCHI KUCHI sone(フーチークーチーsone 曽根本店)
GALLERIA CINQ(ギャラリアサンク)
Lien Hair(リアンヘアー)
枚方エリア
hair S.coeur honten(ヘアーエスクール ホンテン)
hair S.COEUR face (ヘアー エスクール フェイス)
京都市内エリア
biotope nico(ビオトープニコ)
biotope SUN(ビオトープサン)
green leaves(グリーンリーブス)
Hair Cure TRUNK(ヘアーキュアトランク)
KOHYA HAIR DESIGN(コウヤヘアデザイン)
aotani hair 御所南店 (アオタニヘアー御所南店)
aotani hair 桂店(アオタニヘアー桂店)
anfection(アンフェクション)
stella 久我店(ステラ久我店)
stella 嵯峨店(ステラ嵯峨店)
stella 西院店(ステラ西院店)
stella 吉祥院店(ステラ吉祥院店)
向日市エリア
aotani hair 東向日店 (アオタニヘアー東向日店)
stella 東向日店(ステラ東向日店)
神戸市内エリア
mille (ミル)
Roco Tiara(ロコティアラ)
riche(リッシュ)
西宮・伊丹・芦屋・尼崎エリア
ラミューゼ(HAIR&MAKE lamuse)
monstera hair make TSUKAGUCHI(モンステラヘアメイク塚口)
滋賀エリア
hair carrefour(ヘアーカルフール)
HAIR TRAN~CE(ヘアートランス)
奈良エリア
Arai Hair&Make(アライヘアアンドメイク)
住所 |
生駒市本町7-8 セントラルビル2F |
電話番号 |
0743-75-1731 |
お店のURL |
なし |
noble(ノーブル)
APPLE MASUGA(アップル真菅店)
いかがでしたか?
キレイな髪を長く楽しむためにも、安心安全なカラーリングが受けられるお店を選びたいですよね。
また、お客様のために手間と努力を惜しまない信頼できるサロンなら、長いお付き合いができるのではないでしょうか?もし決まった美容室がないのであれば、あなたもノンタッチヘアカラー認定店に通ってみてはいかがでしょうか?