- 美容師インタビュー | 2022.09.09
お客様をさらに幸せにできる美容師でありたい | collet(コレット) 大塚雅也さん
「美容室にいくと、なんだか疲れてしまう…」
そんなお悩みはありませんか?
リラックスできる空間で理想のスタイル作りをサポートされているのが、「collet」店長の大塚雅也さん。
その気さくな人柄と、数多のコンテストで磨いた技術とセンスを活かしたスタイルで、地域の方を中心に人気を集めている美容師さんです。
今回は大塚さんのこれまでの歩みやプライベート、将来についてお話を伺いました。
近江八幡・彦根・長浜エリアの美容室 collet(コレット)のご紹介
静かな住宅街の中で、まるで海外のショップのような外観がパッと目を引く「collet(コレット)」。
「お客様に丁寧に対応したい」という想いから、1人のスタイリストがシャンプーから仕上げまでを対応。
自分に合わせた対応をしてもらえるとあって、髪にこだわる大人女性はもちろん、男性からも高く支持されています。
ロケーション
「collet」があるのは近江八幡駅から車で6分、徒歩で10分程度進んだ、閑静な住宅街中。
ナチュラルな木目の外観と、明るいブルーの扉が特徴です。
サロンの雰囲気
サロン作りのテーマは「リラックス感」。
カリフォルニアの西海岸をイメージしたという店内は明るく、開放的な造りになっています。
おしゃべりを楽しむも良し、貸し出しのiPadで動画を見ながらウトウトするも良し!
落ち着いた雰囲気のなかで、まるで友達の家に来たかのようにのんびりとサロンタイムを楽しめるところも魅力の一つです。
やんちゃ男子の人生を変えた!カリスマ美容師との出会い
「collet」を始める前は、滋賀県の人気サロン「SOHOclue」で7年ほど働いていたという大塚さん。
意外にも「就職するまで美容にあまり興味がなかった」といいます。
そんな大塚さんが美容師を始めるきっかけとなったのは、「SOHOclue」代表で、当時からカリスマ美容師として活躍していた鯰江さんとの出会いでした。
美容師になろうと思ったきっかけは?
高校生のときにカリスマ美容師が流行っていたこともあって、なんとなく「美容師もええなぁ」と思っていました。
でも当時は勉強もせず、友達と遊んでばっかりで…(笑)。
そんなやんちゃだった時代に鯰江さんに出会って、「美容師やりたいんやったら、うちこいや!」と拾ってもらったんです。
鯰江さんはその頃から雑誌に載ったり、コンテストで受賞されたりと活躍していたカリスマ美容師。
美容師になってからも、多くの刺激を受けましたね。
そんな経緯もあり、デビューしてから独立するまでの7年間は、鯰江さんの元で一緒に働かせてもらいました。
美容師になる前後で、印象の違いはありましたか?
華やかでかっこいいイメージだった美容師ですが、実際は思ったよりも地味でしたね(笑)。
それまではデザインに興味もなく、働き始めてから美容の勉強を始めたので、最初は本当に無知でした。
でも「他にやれることもないから、やるしかない!」と思って、出来ることには全てチャレンジしましたね。
例えば雑誌を色々と買ってみたり、行ったことない美術館に行ってみたり…。
めっちゃしんどいしきつかったけど、勉強したことが自分の中に入ってくる感覚が楽しくもありましたね。
クリエイションはいつ頃から始めましたか?
クリエイションを始めたのは、美容師になって2年目からです。
鯰江さんが撮影やヘアショーをされているのを間近に見て「カッコいい!」と思って、「僕もやってみようかな」と。
まだハサミも持ってないときからウィッグの大会に出始めて、スタイリストになる前からモデルカットの大会にも出てましたね。
「ワケわからんから、まずはマネから始めよう」と、先輩のウィッグカットをマネしてみたり、デザイン画を描き起こしてみたりしました。
見よう見まねでやってみたら、最初に出たウィッグの大会で優秀賞をもらえて。
結果が出たら嬉しいからまた違う大会に出て、また入賞して…と、楽しみながら取り組んでいましたね。
クリエイション活動は、サロンワークに活かされていますか?
クリエイションを通して、感性が磨かれたと思います。
僕のお客様は男性の方が半数以上で、カットの施術がほとんど。
クリエイションを通して幅広い髪型に挑戦してきたからこそ、技術やデザイン力の差がはっきりと出るメンズスタイルも、自信をもって提供できていますね。
自分のやり方を試したい!お客様に心から満足してもらえるお店づくり
尊敬するカリスマ美容師のもとで、10年近く腕を磨き続けてきた大塚さん。
しかしキャリアを重ねるうちに、より深くお客様と関わっていきたいと考えるようになったといいます。
なぜ人気サロンを離れて、自分のお店を持とうと思ったのですか?
独立したのは、「もっと丁寧にお客様と向き合いたい」と思ったからです。
「SOHOclue」は人気店だったこともあり、僕1人で1日12〜13人のお客様を対応させていただいていました。
スタッフ皆で協力してはいましたが、お客様が増えるにつれて、どうしても1人1人に対応できる時間が少なくなってしまって…。
効率の良さも大事だけれど、僕はもっと丁寧にお客様に対応をしたいと思うようになったんです。
ちょうどその頃に独立するスタッフが何人かいたこともあって、独立して自分らしいやり方を試してみたいと考えるようになりましたね。
お店作りで特に意識していることは?
1番意識しているのは、お客様に心から満足してもらうこと。
アシスタントのころ、鯰江さんと離れて「SOHO」の別店舗にオープニングスタッフとして入ったことがあるんです。
でも、お客様がなかなか増えず、開店1年たってもガラガラの状態で…。
そのときに出会ったコンサルさんに言われた言葉が、「お客様の幸せ満足度が何よりも大事や!」。
この言葉が今も心に残っていて、「お客様にどう満足していただくか」をいつも考えるようにしています。
例えば相手の気持ちを第一に考えて提案するとか、必要以上に話かけずに好きに過ごしていただくとか…。
お客様が気を使わず、心からリラックスできるようなお店作りを心がけています。
プライベートを通して、より深くお客様とつながれるように
プライベートでは二児の父でもある大塚さん。 家族をもったことで、お客様ともプライベートな話をしやすくなったそうです。
プライベートではどのように過ごしていますか?
子育てがメインで、「どうやって喜ばせよう?」と考えることも多いですね。
最近子どもと一緒にデイキャンプをしてみたんですが、焚き火の音とか匂いに「こんなにも良いものだったのか!」と感動しました。
子どもがやりたいことをやってみると、案外自分も楽しいんですよね。
お客様との会話も子どもの話がメインになったことで、友達のような気軽な関係になれるようになりました。
お客様と一緒に豊かになれる「何か」を見つけたい
これまで「やってみてから考える」タイプだったという大塚さんですが、最近は将来について真剣に考えているのだとか。
最後に、大塚さんのこれからについて伺いました。
これからのことはどう考えていますか?
お店だけでなく、美容と絡めた新しいことにも挑戦していきたいなと思っています。
美容師として出来ることをやってきたけれど、さらにお客様に提供できる「何か」があるんじゃないのかなぁと思って、色々と考え中です。
僕だけじゃなく、お客様も一緒に豊かになれることを見つけられたらいいなぁと。
まだ「これ!」というアイディアはないですが、楽しみを広げるイメージで、チャレンジしてきたいと思います。
ブランドサロンで鍛え上げたスタイルを貫くのではなく、さらにお客様に喜んでもらうための方法を考え続けている大塚さん。
気楽に過ごせるお店作りや、丁寧な対応の裏には、「皆で一緒に幸せになりたい」という温かな想いがありました。
「気軽に、でも真剣に相談できる美容師さんを探している」という方は、1度大塚さんのお店を訪れてみてはいかがでしょうか。
大塚雅也さんプロフィール
- 美容室「SOHO」に入社後、鯰江信輔が代表を務める「SOHO clue」にて7年間スタイリストとして在籍。
- 2015年に滋賀県近江八幡市に「collet」をオープン。
- コンテスト受賞歴多数。
この記事でご紹介した美容師の詳しい情報はコチラ
- 関連タグ